昨日は思わぬ積雪があり、丹沢も白くなっていたが、秦野のほうから見ると白いのは上の方だけ。南に面して日当たりのよいところは溶けるのも早い。
今回は積雪があるため、普段履いているトレイル・ラン用のシューズではなく、普通の登山靴だから、足がちょっと重い。大倉尾根は上部にうっすらとついているだけだから、大倉尾根を往復するだけならいつもの靴で大丈夫だったかもしれない。
大倉尾根を駆け上がっていく途中で、尊仏山荘の大野さんに会った。「久しぶりだね」と言われるとおり、塔ノ岳に登るのも随分久しぶりである。これだけしょっちゅう丹沢へ行っておきながら、2か月近く塔ノ岳に登っていなかったというのも珍しいことである。尊仏山荘によるのも随分久しぶりのような気がするが、花立さんの「ボーナスちょうだい」というのには参った。7月とか今頃の時期には必ず言うんだもんなぁ……
今月は、毎回快晴で展望に恵まれたが、今回もやっぱり快晴。展望もよかった。朝のうち快晴でも、お昼頃には雲が広がってしまうというパターンも少なくないのだから、4連続快晴というのも随分珍しい。よほど今月は天気が安定していたということか。塔ノ岳からは富士山はもちろん、南アルプスや房総半島なども見えた。
晴れていたので、案外暖かだったとはいえ、やはり空気は冷たかった。
塔ノ岳から丹沢山へ向かう道は、全般的に白くなっていた。とはいえ、積雪は10cm以下。アイゼンもスパッツも必要なかった。大倉〜丹沢山の往復だったら、やっぱりいつもの靴でもよかったかもと思った。
丹沢山から丹沢三ツ峰へ向かうと、こちらはしっかり雪があって楽しめた。さすがにこれまでの日当たりの良い道とちがって、雪が多かった。10〜20cm程度の積雪だっただろうか。ここでようやくスパッツをつけた。(今回、アイゼンは使用せず。)
丹沢三ツ峰を過ぎて、下っていくとさすがに雪は少なくなっていった。丹沢三ツ峰から先は、各ピークは巻いていくことになるが、南側を巻くときは、日当たりが良くて雪が解けてしまっていたりするが、北側にまわるとしっかりと雪がついていた。
下っていくにつれて、雪も少なくなっていって、白と黒のまだらになっているところが多くなっていったが、ふもとまで雪は残っていた。宮ヶ瀬では道路の脇や民家の軒先にも雪が残っていた。