紅葉のシーズンということで、大倉も登山者多数。それで今回は書策新道経由で登っていくことにした。本当は書策新道途中から木ノ又直登コースに入る予定だったのだが、うっかり登り口を通り過ぎてしまったため、鉱山跡に立ち寄った後、書策小屋へと登っていった。書策新道の紅葉を期待していたのだが、あれれといった感じでいまいちだった。
塔ノ岳山頂はかなりにぎわっていたので、昼食をすませると、さっさと出発。鍋割山へと向かうが、大集団に会うなど、やっぱり登山者多数。鍋割山頂もかなりの数の登山者がいたので、今回はそのまま通過。
数年前から気になっていた鍋割山からユーシン方面へと下っていくコースを歩いてみることにした。地形図には載っているが、一般の登山地図には載っていないところを見ると、昔のコースで現在は使われていないのかと思っていたが、赤ペンキの矢印があり、案外明瞭な道がついてそうなので、気になっていたコースである。
ユーシン方面、不明瞭箇所あり通行厳重注意の看板があったが、赤と黄色のテープや赤い矢印など至る所につけられていて迷う心配は全くなかった。下り始めてしばらくはけっこう急な下りだが、しばらくするとなだらかな気持ちの良い道になった。コースは途中で2つに分かれ、左は沢道、右が尾根道となっていた。地形図に載っているのは左の沢道のほうだが、こちらは「危険」の表示もついていた。当然、今回は安全に右の尾根道を下っていった。かなり下った後、東側が開けて、塔ノ岳、大丸などが眺められた。さらに下っていき、左の沢に下りてやがて玄倉林道に出た。(途中の分岐で左の沢道を選んだ場合も最終的には同じ場所に下り着くことになる。)
あとは玄倉まで十数キロ、林道を下って行くのみ。紅葉がきれいなことで知られるユーシンはかなりの人出があったようだが、まだちょっと早かったかな。少なくとも昨年訪れたときのような紅葉は、今回は見られなかった。途中、同角沢出合で河原に下りて写真を撮った。けっこう好きな所である。