今回も梅雨明け前で涼しく、沢登りをする気にもならなかったので、久しぶりにヤビツ峠出発で表尾根をたどっていくことにした。ヤビツ峠から表尾根に登っていくのも久しぶりである。10時12分、ヤビツ峠を出発。
今回もくもっていて、何も見えないと思っていたのだが、三ノ塔に登ったら、西側が晴れてきていた。小田原のほうの海が見え、塔ノ岳もなんとか見えそう。久しぶりに天気が良くなるかと思ったのだが……。晴れたのも束の間、すぐまたくもってしまった。今年は梅雨明けが遅れているため、まだアルプスには行かないのか、表尾根には思っていたよりも登山者がいた。
12時8分、塔ノ岳に到着。さすがに涼しいだけあって、ヤビツ峠から2時間以内で登ることができた。暑くなるとこうはいかない。塔ノ岳山頂はそこそこにぎわっていた。当然、くもっていて何も見えなかったが、その分、涼しかった。
鍋割山にも予想以上に大勢の登山者の姿があった。やっぱり梅雨明けが遅れているせいだろう。
涼しいのはいいのだが、前回と同じような写真しか撮れないので、帰りにちょっと寄り道していくことにした。まず、後沢乗越経由で下山してミズヒ沢を渡ったところで、ミズヒ沢F1の大滝を見に行った。そして、次に、表丹沢県民の森の片隅にある一ノ沢の黒竜ノ滝を見に行った。どちらも西山林道からたいして離れた場所ではないので、お手軽に見に行ける滝である。