梅雨明けが遅れており、涼しい日が続いている。こういう涼しいときは沢へ行こうという気にもならず、久しぶりに大倉尾根を登っていくことにする。梅雨明けして暑くなれば、大倉尾根を登ろうなどという気もしなくなるし、毎回同じコースよりもいいだろう。
大倉尾根の登山道に入っていくところにヤマユリがいっぱい咲いているのを横目に登っていく。写真は帰りに撮ればいいと思った。今回は、丹沢山まで行ったら、そのまま引き返して、大倉尾根をまっすぐ下りてしまう予定だった。
大倉から50分で堀山ノ家を通過。涼しいこともあって、いいペースだった。塔ノ岳まで1時間30分で登るためには、堀山ノ家を50分で通過するというのが目安である。ここまでで51〜52分かかっているようだと、1時間30分では登れない。
後半は階段が多くなるので、当然、ペースは落ちるが、それでもとにかく走る姿勢を崩さずに登っていき、ちょうど1時間30分で塔ノ岳の山頂に到着。
梅雨明けはまだだが、それでもみんな高い山へ向かったのかどうか、とにかく塔ノ岳は夏らしく登山者が減って、閑散としていた。
塔ノ岳の山頂でちょっと休憩した後、丹沢山へと向かった。ここからはのんびりと散策気分で行った。丹沢山へ向かうと、より一層静かになるが、それでも登山者はボチボチいるのは確かであり。(誰も来ないと思って、登山道に腰を下ろして休憩している人がいた。)
丹沢山にはバイケイソウが群生していたので、見に行ってみたところ、ところどころでバイケイソウの花が咲いていた。大半は花をつけずに枯れてしまうのだろうか。塔ノ岳のほうでも見かけたが、大丸ではほとんど花は咲いていなかった。
今回はあまり林道を走る気がしなかったので、大倉尾根をまっすぐ下りてしまう予定だった。しかし、まっすぐ下りてしまうと、3時前には確実に大倉に下りてしまう。もう少し、山の上を散策していたかった。ということで、金冷シまでいくと、やっぱり、鍋割山稜に向かってしまったのだった。
ヤマユリの写真は西山林道で撮ろうと思ったが、咲いていた場所がちょっと悪かったため、結局写真を撮らないまま下山。大倉の一般道沿いにも咲いていたので、とりあえず写真に撮ろうと思ったが、花を見たら、いまひとつだったのでやめにした。前回写真に撮ったヤマユリのほうが明らかにきれいだった。