昨夜は暴風雨となったようだが、今日は一転して、快晴。春めいた暖かい陽気で、久しぶりにジャージを脱いで長袖のシャツ一枚で行動した。手袋も必要なし。
札掛からタライ小屋沢沿いの林道を進み、林道終点から境沢沿いの登山道を登っていく。そして、最後に境沢から離れて長尾尾根に登るのだが、うかつにもベンチの先で道を見失ってしまった。間違いに気づくのがちょっと遅かった。しかし、まあ、稜線まで登れば道があるのはわかっているので、そのまま登ってしまった。長尾尾根の登山道に出るちょっと前に、開けたところに出たので、大山方面の写真を撮ったので、下に掲載しておいたが、長尾尾根の登山道を歩いている限りは、樹林に囲まれているため、開けた場所には出ません。
長尾尾根上部(新大日の手前)にはまだわずかに雪が残っていたが、アイスバーンとなっているので、ちょっと注意が必要である。表尾根は相変わらず、ぐちゃぐちゃの泥んこ道。
今日の展望は抜群で、富士山はもちろん、南アルプスがきれいに見えたし、八ヶ岳や奥秩父のほうもよく見えた。また、江ノ島、三浦半島、房総半島、伊豆大島、利島なども見渡せた。
これほど天気が良かったのに、塔ノ岳山頂は案外登山者が少なかった。午後1時過ぎ、尊仏山荘には私の他にはお客さんがいなかった。
ところで、今日は大山からダイヤモンド富士が眺められる日で、午後もずっと富士山には雲がかからず、絶好の条件だったのだが、そのことを思い出したのは、尊仏山荘にいるときだった。表尾根を下って、ヤビツ峠から大山に登れば、ダイヤモンド富士が見られるとは思ったのだが、ぐちゃぐちゃの表尾根をもう一度歩く気にはなれなかった。カメラもデジタルカメラしか持っていなかったので、今回は中止。
その後、鍋割山から雨山峠経由で寄に下っていった。