雲ノ平(1)

Date:2019/08/03
Route:折立→太郎兵衛平→薬師沢→雲ノ平

 昨年、剱岳を登った後、次は雲ノ平に行きたいと思った。それができなければ、また裏銀座とも思っていたが、なんとか雲ノ平へ行くことになった。

 毎日あるぺん号で折立に向かう。
 有峰林道は夜間閉鎖のため、朝6時の時点で自動車の長い列ができていた。しばらく待たされたのち、ようやく車が動き始めた。
 折立に到着すると、さっそくトイレに行き、軽く朝食を取ると、出発。

 しばらくは樹林帯を登っていく。この登山道は10年前に登っているが、大雨で登山道が川のようになっていたことしか覚えていない。
 P1870.6mまで登ると、展望が開けてくる。近くの山はきれいに見えたが、遠くの山は霞んでいる。白山なども眺められて、一応写真は撮ったものの、やはりいまいち・・・

鍬崎山
鍬崎山(P1870.6mから)

 五光岩ベンチのあたりからは、ずっとなだらかで開放的な草原の中を真っ直ぐ進んでいく。まったく気持のいいところである。北アルプスも山ごとにまったく雰囲気が異なるから、いろいろ楽しめてよい。

草原の中の道を行く
草原の中の一本道を行く
なだらかな道が続く
太郎平小屋までなだらかな道が続く

 太郎平小屋まで登って、一休み。薬師岳などの展望を楽しむ。

薬師岳
薬師岳
雲ノ平方面の眺め
雲ノ平方面の眺め

 太郎平小屋から雲ノ平へ向かう。ここまで1000mぐらい登ってきたのに、薬師沢小屋までは400mも下っていくことになる。

薬師岳
薬師沢へ下る途中で眺めた薬師岳

 急坂を下って、沢を渡ると、沢沿いになだらかな道となった。

ニッコウキスゲ

 薬師沢小屋までたどり着いたところで、休憩。ここで水を補給。

奥ノ廊下方面
奥ノ廊下方面(薬師沢出合から)

 薬師沢小屋からは吊り橋を渡って、雲ノ平への道に入ると、いきなり急坂が続く。水の流れる登山道をゆっくり登っていった。水がなくなっても急坂は続いた。薬師沢小屋まではけっこういいペースで歩いていたが、ここから先は完全にスローペースになった。
 ひたすら登って、ようやく木道末端にたどり着いたと思ったら、ポツポツと雨が降ってきた。ここから先がいいところなのに・・・。薄暗いし、本降りになりそうな感じもしたので、レインウェアを着ることにした。
 しかし、心配したほどではなく、アラスカ庭園に着く頃には雨もほとんどやんだ。

アラスカ庭園
アラスカ庭園

 アラスカ庭園の次は奥日本庭園。
 歩いていくにつれ、天候も回復し、水晶岳も見えてきた。

水晶岳が見えた
青空も出てきて水晶岳が見えた

 アルプス庭園に寄っていこうと思っていたが、先に雲ノ平山荘へ行ってしまうことにした。

雲ノ平山荘へ向かう
雲ノ平山荘までもう一息

 雲ノ平山荘で受付。混んでいるため、布団1枚に2人と言われた。
 荷物を置いて、しばらく休んでから、祖母岳のアルプス庭園に向かった。

 雲ノ平山荘までの登山道ではすでにチングルマの花は終わっていたが、アルプス庭園のあたりはまだまだいっぱい咲いていた。
 アルプス庭園には他に人はいなかったが、水晶岳なども眺められて、なかなかよいところだった。晴れ渡っていたら、素晴らしい眺めなのだろうけれど、雲が多くてちょっと残念。

アルプス庭園
アルプス庭園
チングルマ
チングルマ

 雲ノ平山荘の夕食は石狩鍋だった。角テーブルに大きな鍋が置かれて、あとはご飯とその他のおかずが少々。品数は少ないけれど、これはこれでなかなかよい。

夕暮れの空
夕暮れの空
水晶岳
夕暮れの水晶岳

 最終的には、布団3枚を4人で使うことになり、快適に過ごすことができた。というか、前夜は夜行バスでまともに眠っていなかったから、消灯前にあっさり眠りに落ちたのだった。

2日目


折立(7:10)→P1870.6m(8:04)→五光岩ベンチ(9:06-9:09)→太郎平小屋(9:47-9:55)→薬師沢小屋(11:26-11:36)→雲ノ平山荘(14:52)

丹沢・駆け巡り > 山行記 > 2019/08/03(雲ノ平1)