越前岳再び

Date:2015/11/28
Route:愛鷹登山口→黒岳→越前岳→十里木

 空気が澄んで展望のよい季節になった。
 天気予報をよく見て、展望の良さそうな日には富士山の眺めの良い山へ行くことにした。そして、今回、絶好のチャンスが巡ってきたので、再び越前岳へ登ることにした。

 前回と同じバスに乗っていったのだが、今回は多くの登山者が乗っていた。団体さんだった。
 前回同様、愛鷹登山口からスタート。
 駐車場のある山神社までは車道を行く。
 山神社から登山道に入る。愛鷹山荘の少し先で富士見峠に出ると、右の黒岳へ向かう。今回は自衛隊のドンパチいう演習音もなく普通に山を楽しむことができた。
 天気が良いので、黒岳展望広場に行くと、正面に富士山が見えた。富士山方向だけ開けたところである。

富士山
黒岳展望広場から見た富士山

 さらに進んで黒岳の山頂まで行くと、こちらは広々として開放的。富士山がよく見えるのはもちろんのこと、箱根方面の山もよく見えた。

箱根山
箱根山(大涌谷の噴煙がよく見える)
富士山
富士山は東側の方がなだらか

 黒岳からは富士見峠まで来た道を引き返し、越前岳へ向かう。
 鋸岳展望台からは鋸岳のギザギザした稜線と位牌岳が見えた。

位牌岳〜鋸岳の稜線
鋸岳展望台からの眺め

 越前岳へ向かってしばらく登っていくと、右手の富士山方面の展望が開ける富士見台にでた。南アルプスなどはチラッと見えるだけだが、正面の富士山はきれいに見える。

富士山
富士見台から

 黒岳〜越前岳の登山道はチラホラ登山者は歩いているが、それほど多くはない。が、越前岳の山頂はかなりの賑わい。十里木から登る人が多いようである。
 越前岳山頂は南西側は開けて眺めが良いが、富士山や南アルプスは樹林越しとなるので、こちらはいまいちである。

富士山
富士山は樹林越しに見える
南アルプス南部の山並み
南アルプス南部(大無間山〜光岳〜赤石岳)の山並み
伊豆方面の眺め
伊豆方面を望む(左奥に天城山)
富士市を見下ろす
富士市を見下ろす(左に駿河湾)

 越前岳から十里木へ下る。上の方は霜でぬかるんだ道である。
 樹林帯で展望は開けないが、樹林の間に富士山が見える。開けた場所はないかと思いながら下っていく。
 勢子辻分岐から勢子辻への荒れた道をのぞいて見ると、展望が開けそうなので、ちょっと下ってみると南アルプスがよく見えた。

南アルプスの眺め
南アルプス

 すぐに分岐に戻って、また下っていくと、左手に開けたところがあった。ここで、初めて富士山と南アルプスを同時に見渡すことができた。素晴らしい眺めである。

富士山と南アルプス
富士山と南アルプス

 登山道に戻って、さらに下っていくと、「平坦地」という標識のある場所に出た。広くはないが、休憩に適当なところだった。ここからも富士山がきれいに見えた。相変わらずに快晴だったが、富士山にだけは雲がかかり始めた。

富士山
雲がかかり始める富士山(平坦地から)

 さらに下っていくと、今度は広々としたところに出た。馬の背展望所で富士山や南アルプスはもちろんのこと、丹沢方面も眺められた。今回のコース全般を通して、丹沢方面の展望が開ける場所はほとんどなく、馬の背ぐらいのものだった。

富士山
富士山(馬の背展望所から)
丹沢山塊
丹沢山塊(三国山稜〜大室山〜檜洞丸〜蛭ヶ岳〜塔ノ岳)

 これ以降は道幅も広く、富士山がよく見えたが、富士山にかかる雲は次第に多くなっていった。
 十里木までもう少しというところに十里木高原展望台があった。雲がだいぶ多くなったが、写真を撮っておく。

富士山
富士山(十里木高原展望台から)

 そのまま登山道を下っていくと、駐車場に出た。トイレもある。道の向こう側にあるバス停の標識をみたら十里木高原バス停だった。ここから右にしばらく歩くと十里木バス停で、ここからバスに乗るのだが、次のバスまでまだしばらく時間があった。バス停からもう少し歩くと、ドライブインがあったので、そこで昼食を食べた。食事がすんで、バス停に戻ると、すでに次のバスが来て待機していた。

 今回はショートコースで、途中で昼食を取ることもなくあっさりと下山してしまったが、富士山がきれいに眺められたのがよかった。


愛鷹登山口(9:35)→黒岳(10:21-10:25)→越前岳(11:30-11:40)→十里木高原(12:41)

丹沢・駆け巡り > 山行記 > 2015/11/28(越前岳再び)