高尾山から陣馬山への奥高尾縦走路はなだらかな稜線が続き、走りやすそうなコースだと思っていた。実際、このコースは女子マラソンの浅井えり子さんなども走っていたという。トレーニングが目的なら、荷物をコインロッカーに預けるなどして最小限にして、高尾山〜陣馬山を往復するといいのだろうが、今となってはそこまでやる気もない。当然、片道とする。陣馬高原下のバスは1時間に1本と少ないので、こちらに下山する場合、タイミングが悪いと長いことバスを待たなければならなくなる。というわけで、陣馬山から高尾山へ向かうことにした。
陣馬高原下から和田峠までは舗装された道路である。途中、半分ほど進んだところで、陣馬山への登山道が分岐しているので、車道を行くよりも早めに登山道に入ったほうがおもしろいかもしれない。しかし、今回は和田峠まで車道を行く。
和田峠には駐車場もあり、ここからなら短時間で陣馬山へ登ることができる。しかし、和田峠〜陣馬山の往復ではあっけなさ過ぎる。登山というよりは、お手軽ハイキングだろう。
尾根をひと登りして陣馬山に到着である。
陣馬山は展望の良い山で、丹沢山塊、富士山、奥多摩の山と眺めが良かった。
しかし、山頂には茶店がいくつもあり、休憩施設が多すぎて、写真を撮るには邪魔なものが多すぎるようである。
陣馬山から景信山まではアップダウンも少なく快適な縦走路が続いている。コースタイムは2時間10分となっているが、走ってしまえば1時間もかからなかった。まだ花には時期が早いし、特に見るべきものもなかったので、景信山まで一気に行った。
景信山の山頂にも茶店があり、ベンチが多数あり、にぎわっていた。
景信山から先はそれまでと比べると起伏が多くなる。もちろん、歩く分には大したことはない。
小仏峠まで下って、城山へ登り返す。
パラボラアンテナのある小仏城山にも茶店があり、それなりににぎわっている。
小仏城山の先も概ねなだらかな道が続いていた。最後に階段を登っていくと、やがて高尾山に到着。
高尾山はやたらと人が多く、また茶店も多く、ほとんど観光地状態である。
山頂からは丹沢山塊など眺められたが、富士山は雲に隠れてしまっていた。
下山は稲荷山コースを利用することにした。稲荷山からは都心方面の眺めが良かった。
そして、最後にケーブルカーの清滝駅に下山した。