天城縦走

日付 :2008/11/02
コース:天城峠バス停→八丁池→万三郎岳→万二郎岳→天城高原ゴルフ場

 4年半前に訪れたときは小雨が降る中、傘を差して歩いていった。ガスがかかっていて展望がきかなかったのはもちろんのこと、八丁池も池があるとわかる程度で、ただ歩いたというだけだった。
 それで、今年は天気のよさそうなときに行ってみようと思っていた。

 修善寺を9時10分発のバスに乗り、天城峠バス停で下車。
 出発の準備をして、9時58分、天城峠バス停からスタート。
 登山道をひと登りすると、旧天城トンネル(正式には天城山隧道かな?)である。ここは観光地になっており、自動車で来られるため、けっこう観光客がいた。このトンネルは以前歩いたことがあるので、今回は中には入らず、写真を撮ると、右手の登山道を登っていくことにした。

旧天城トンネル
旧天城トンネル

 旧天城トンネルからひと登りすると天城峠で、ここで左に折れて八丁池へ向かう。ここからは、平坦な道がずっと続くので歩きやすいところである。が、トラバースしていく登山道が崩壊したのか尾根に沿ってアップダウンしながら迂回していくところが2箇所あった。
 迂回路を除けば全般的に平坦な歩きやすい道で、ブナの木も多く、なかなかいい雰囲気の道である。

ブナの大木
ブナの大木

 登山道はやがてなだらかな登りになる。
 しばらく登っていくと、突然、広い林道に出るからびっくりする。八丁池口から来た人たちが大勢歩いていた。(八丁池口までバスで入って、ハイキングに来る人たちが多いようである。)
 左に少し行けば、見晴台への入口で、ここにはトイレもあった。
 見晴台に登れば、八丁池が眺められたほか、その向こうには富士山も眺められた。

八丁池と富士山
八丁池と富士山(見晴台から)

 見晴台から一旦戻って、左へ下っていけば、まもなく八丁池の畔に出る。上の写真で対岸がちょっと開けているのがわかるが、ここにけっこう大勢の人が腰をかけて休憩していた。

八丁池
八丁池

 八丁池から先の縦走路も戸塚峠あたりまでは概ね平坦な道が続く。
 ブナが黄葉しており、気持ちのいい道である。

ブナ林
縦走路にはブナが多かった
ブナ林
黄葉するブナ

 戸塚峠の先でちょっと急な登りになる。(ようやく登山らしくなったというか・・・)
 右に曲がって、平坦になると、やがて小岳に到着。
 小岳から片瀬峠に下って登り返していくと、やがて万三郎岳に到着。山頂は木に囲まれているが、北側がちょっと開けていて、富士山が見えた。

富士山
富士山(万三郎岳から)

 万三郎岳から一旦下ってP1325mに登り返し、P1325mから万二郎岳へ下っていくところで、一旦岩場に出て東側が開け、万二郎岳や海岸線が眺められた。

万二郎岳
万二郎岳

 そして、鞍部から万二郎岳へ登り返していく途中の岩場で再び展望が開け、万三郎岳や富士山がよく見えた。

万三郎岳
奥に見えるのが万三郎岳
富士山
富士山

 万二郎岳は展望のない山頂であり、そのまま下山することにした。
 山頂から左へ下っていき、万二郎登山口から右に歩いていけば、やがて天城高原ゴルフ場に到着である。

 天城高原ゴルフ場では少し前にバスが出たばかりだったようで、次のバスまで1時間以上あったので、車道を駆け下りていくことにした。
 途中でベゴニアガーデンに寄り道していった。ここの売店で天城山のバッジを買うためである。
 天城山のバッジは道の駅「天城越え」と天城高原ベゴニアガーデン内売店で販売しているのだが、デザイン的にベゴニアガーデンのほうがいいかなと思っていたのである。(どちらにしても、天城山のバッジは登山口から離れたところでないと購入することができない。)
 その後もまだ時間があったので、結局、今回もまた伊豆シャボテン公園まで行ってからバスに乗ったのだった。


天城峠バス停(9:58)→八丁池(11:32-11:42)→戸塚峠(12:26)→万三郎岳(13:07-13:14)→万二郎岳(13:56)→天城高原ゴルフ場(14:28)

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