乾徳山

日付 :2007/09/08
コース:徳和→国師ヶ原→扇平→乾徳山→(下山道)→国師ヶ原→道満山→徳和

 台風一過の晴天を期待していったが、山梨方面に行くと、けっこう雲もかかっていた。
 これは期待したほどではなかったか・・・と、ちょっとがっかり。

 西沢渓谷行きのバスはさほど混んでいなかった。西沢渓谷へ行く人が多いが、乾徳山に登る人もチラホラいて、乾徳山登山口バス停で5〜6人下りた。マイカーで来る人もいるから、登山道ではポツポツと他の登山者にも会うことになった。

 乾徳山登山口バス停から、まずは舗装された道路を歩いていく。
 やがて未舗装の道に変わり、そして登山口から登山道に入っていく。
 セミの鳴き声がにぎやかで、まだまだ夏のようである。
 しばらく登ると、銀晶水の水場で、のどを潤した。
 さらに、しばらく登っていくと、錦晶水の水場に出たが、ここでは手で水をすくってみただけで、飲むのはやめ。(飲むなら、せめて濾過したかった。)
 この後、なだらかになり、やがて樹林帯を抜けて、開けた国師ヶ原に到着。

国師ヶ原
左が目指す乾徳山(国師ヶ原の十字路の少し手前から)

 国師ヶ原で十字路となるが、ここは直進する。
 一旦、樹林帯に入り、また樹林帯から出て開けた草原に出ると、あちらこちらでウメバチソウが咲いていた。

ウメバチソウ
ウメバチソウ

 月見岩で稜線に出る。
 扇平までは開けた気持ちよい道である。
 扇平を過ぎると、あちこちに岩が出てくる。山頂直下の岩稜帯に突入である。
 クサリやハシゴも出てくる。

岩場で振り返る
岩場で振り返る

 2本のクサリが連続するあたり、なかなか・・・と思ったが、特にむずかしいところはない。
 山頂直下の開けたところで、最後のクサリ場が見えた。

山頂付近の様子
最後のクサリ場が見えた

 最後のクサリ場の下まで行って見上げると、ガイドブックの写真で見るほど傾斜もきつくないし、適度に足場もあるので、特にむずかしくもなさそうだ。下りのほうが早いといって、簡単に下ってくる人もいた。

クサリ場
最後のクサリ場

 クサリ場を登り切れば、乾徳山の山頂に到着。
 岩がゴロゴロしていているから、それほど広くないが、けっこうにぎわっていた。

乾徳山山頂
乾徳山山頂

 残念ながらガスがかかって、展望はいまいちだった。奥秩父の山並みも一部は見えたが、大半は雲の中。

山頂から見下ろす
山頂から見下ろす

 昼食後、下山開始。
 登ってきた道を引き返して下っていく人たちもいるようだが、せっかくだから登りとは違う道を歩こうというわけで、下山路へ向かう。

乾徳山
西側から見た乾徳山の山頂

 しかし、下山路はちょっと歩きにくい道だった。他の登山者にもあまり会わなかったから、登ってきた道を引き返す人が多いのかもしれない。登りで使った道のように開けたところもなく、ひたすら樹林帯である。
 やがて、ようやく歩きやすくなり、なだらかになると、高原ヒュッテ(避難小屋)で、そのすぐ先が国師ヶ原の十字路だった。ここで、登りで使った登山道と合流したわけであり、登りで使ったルートをそのまま下ってもよかったのだが、やっぱり、ここでもせっかくだから・・・と思って、別のルートを歩くことにして、道満尾根へ向かった。
 道満尾根も歩く人は少なかった。
 登りでも感じたが、けっこう林道が通っており、何度か林道を横断した。
 台風の影響だろうが、倒木が多く、枝がいっぱい落ちていて歩きにくかった。

 登りはよかったが、下りはちょっと歩きにくい道だったし、おもしろみのないコースでもあった。
 バスは1日4本で、14時51分の次は16時06分(これが最終)なので、乗り遅れると、1時間以上待たなければならない。
 それで、最後は走って下っていった。
 徳和峠で右に折れると、あと少しである。
 やがて、登山道は終わり、舗装道路に出てホッとする。
 一応の余裕を持って、バスの時間に間に合った。近くのお店でかき氷を食べながらバスを待つことにした。


乾徳山登山口バス停(9:45)→国師ヶ原(10:58)→扇平(11:21)→乾徳山(12:05-12:27)→国師ヶ原(13:29)→道満山(14:04)→乾徳山登山口バス停(14:34)

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