シミだらけの本

今月はKADOKAWAで半額セールを行っている。4回に分けて半額セールを行うようで、1ヶ月で約2万3千冊の本が半額セールの対象となるようだ。 紙の本と違って、電子書籍では値引き販売を行うことも少なくない。値引きではなくポイント還元ならもっと多い。ポイント還元も実質値引きと変わらないから、ありがたい。 特定の本についてポイント還元という場合もあるし、本を特定せずに購入金額に応じて還元したり、まあ、手を変え品を変えて、セールやらポイント還元サービスを行っている。 セールやポイント還元の対象となるもののなかで気になる本があれば、こういう機会に買うことにする。セールやポイント還元をうまく利用して買っていけば、けっこうお金を節約できることになる。 もちろん、ポイント還元などなくても、読みたい本は買ってしまうわけで、安い本だけ選んで買っているわけではないのだが。 電子書籍を販売しているサイトもいろいろあるが、生き残るためにはこうしたサービスを行ってユーザーを確保しなければならないのだろう。 ところで、今年の4月に引っ越しのため、紙の本を箱詰めすることになったのだが・・・古い本の多くがシミだらけになっているのを発見してショックを受けた。 本棚に入れたまま、ほったらかしていたせいだろうが、愛着のある本がシミだらけというのは悲しいものである。 ハードカバーの本はまだいいが、紙質の悪い文庫や新書などは惨憺たる状態だった。 文庫や新書など所詮はその程度のもので、本物の本と呼べるのはハードカバーの本だけなのかもしれない。とはいえ、文庫や新書でも愛着のある本は捨てがたいし、今や絶版状態とあっては買いなおすこともできない。 電子書籍の場合は、Amazonが一人勝ちして、他のフォーマットが消滅してしまうのではないかという心配もあるが、シミだらけになる心配がないのはよいことである。 将来的にソニーが電子書籍から撤退したとしても、手元にある電子書籍リーダーが物理的に壊れない限りは今ある電子書籍は読み続けることができる。 しかし、今後も淘汰されることなく、普及・定着していってほしいものである。

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